静岡商工会理事長あいさつ
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静岡商工会理事長
長倉 平
静岡商工会は、昭和27年7月1日当時の代表的な地場産業であった桐下駄の職人さんたちの手によって設立されました。商工会が設立された昭和27年当時の社会状況は、まだ戦後の混乱がおさまらず、税務署の過酷な税金取立てで多くの中小企業が苦しんでいました。
このような税金取立てから自らを守る自衛策として、税の専門家を招き入れ税務経理が苦手な中小零細業者が自ら研鑽する組織として、静岡商工会は46名の先人たちによって出発しました。
その後、商工会は、「何でも役に立つ商工会」「安心して頼りがいのある会に」をモットーに活動分野を広げ、1400事業所を擁する全国でも有数の業者団体として今日に至っています。
しかしながら今日、商工会に集う中小零細業者は、長期不況の直撃をまともに受け、大変厳しい状況が続いています。廃業を余儀なくされる会員さんも非常に増えてきました。私たちは、商工会設立の原点にたって、今こそこの困難に立ち向かっていかなければなりません。多くの商工業者が静岡商工会に集い、商工業者の団結した力で、この困難を乗り越えていきましょう。
中小企業基盤整備機構